名前が汚いから嫌だな

変容する便器の日常をお届け

いいわね!いいわね!どうでもいいわね!

 

昨日新しい洗顔を使ったらカメムシの匂いがした。

てっきり手で触ってしまったまま洗顔してしまったのかと思って、急いで手と顔を洗ったけど、今日もカメムシの匂いがしたのでカメムシの匂いのする洗顔なのだと思った。

 

夜。寝る前に今日あった出来事を思い返す。

 

【甥が遊びに来ると楽しいけど疲れる。今日は夕方の段階で駄目になってしまった。いたずらばかりするので怒ってしまった。真剣にダメだと伝えてもヘラヘラ笑って聞いてくれない。怒る役割を自分がこなさなくてはいけないのが嫌だ、声を荒げたり「お化けが出るところに連れて行こうね」なんて言いながら甥の脇腹を掴んで暗いところに連れて行こうとするフリをしたりする。思い出してゾッとしている。昔自分が父親にやられて嫌だった事ばかりだ。自分よりも体の大きな人間に、自分のしたい事、興味のある事を訳のわからないまま口で「やめろ」と言われて、やめないと理不尽に近い行動を取られて強制的に止められる。子供である間はそれに耐えなくてはいけない。自分が信じている気持ちのいい行動を取れない。

人間の幸せを奪っている。想像するだけで心が地獄だ、1人の人間に対してする事じゃない。普段家事しながらこの怒る役割もこなしてるのか、母親ってすごいな。愛ってなんだ。自分が怒ると甥は母親に「まま」と泣き付きながら抱きついている、姉はそれを困ったように、でも愛おしく喋りかけている、胸が痛い】

 

胃が痛い。ベッドに体がうまく沈まない。身体が重力が拒んでいるみたいで、仰向けの僕のヘソが天井に向かって進み続けている感じがする。かといって浮遊感を得ている訳ではなく、背骨がしなっては尾骶骨もベッドを拒んでいて、自分の脳みそは昼間の自分の愚行を引き続きトレースし続ける。

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自分は気分が沈んだ時、オナニーをするようにしている。いきなりですよね。でも本題なんです。


自作のエロ小説を書いたり、ゲイビデオを見たり、妄想してみたり、異性愛のAVを見たり、とか、そういう人並みなオカズで自分はオナニーをする。スッキリするし楽しいし、いいことばっかりだ。
オナニー自体で不幸になる人、居るのだろうか?居ると思うけど、とてもじゃないけど考えが及ばない、それくらいオナニーに対して信頼を置いている。オナニーは自分の中で強度が強い行為なのだなと改めて思う。

 

異性愛のAVについて】

 自分の中で思い出深い異性愛のAVは2本あって、1本目は前編後編で350分、最初の女優のインタビューや日本の空港や機内以外は北極大陸で撮影したドキュメントAVで、殆ど現地での自然現象だったり生活だったりで、AVなのにエロがとても少なかった。
後半に女優と現地の人がセックスしたらお互いに情が湧いてしまって、2度目のセックスでは花嫁衣裳と花婿衣装を着て、結婚した新婚夫婦が初夜を迎える雪で作られたかまくらの中でセックスしていた。一番最後、別れ際、車に乗りながら女優が滞在した村の方を見ながら涙を流していたのを見ていたのを見て貰い泣きしてしまった。

 

もう1本は大学の時の同期の男子がAV男優としてデビューしたAVで、大学に居た時からその子の特技が『華道』なのは何故か周知の事実で、デビューした作品を見たら逆さに吊るされた和服の女性の膣を花瓶にして花を刺していた。一緒に見ていた友達は隣でずっと爆笑していた。AVをまた誰かと見たいと思うくらい楽しかった。

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大森靖子さんが半年くらい前に『ドグママグマ』という曲を作っていて、インタビューで「私、AVがとても好きなので、作品のタイトルにAVに関係のある言葉を付けていて、今回はドグマって名前のAVレーベルがあるんですけど、そこから付けました」と言っていて、夢野久作の『ドグラ・マグラ』に絡めて付けたのかと勝手に思っていたので驚いた。

自分はゲイで一般的な成人男性よりは異性愛もののAVに詳しく無いのもあって、ドグマの存在を知らなかったのですが、調べたらハードコアSMレーベルだった。
(女性のことを本気で殴ったり、叩いたり、縛ったり、乱暴に扱う作品ばかりなので苦手な人は調べない方がいいと思います。)

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眠れない夜、今、そうだオナニーをしようと思った時に、ドグマを思い出した。
大森さんが作品にするようなAVレーベルでオナニーしたら幸福に違いないと思って、DMMでしらべた。

現在人気順位1位 の作品『麻生希 淫獣パラノイア』という作品を見た。

このメーカーの名物のひとつはTOHJIRO監督だと自分は思った。インタビューを聴くと女優の事を気になって仕方なくなるような、そんな趣深いインタビューをする。
公式ホームページで見れるAVのサンプル動画のうち4分の3は監督が女優について語っているインタビューで、その中でTOHJIRO監督が「この女優、とても下品です。近年稀に見る逸材で情感羞恥心がない、パワフルで野獣です。でも、本人いっぱい我慢してたことがあったんでしょうね、(彼女の心の)鍵を開けて振り切ってみると…見てもらうのが一番ですね、SMのM、今回のMはモンスターのMですね」と麻生希のことを語っていた。

叩いたり、大声を出したり、「バカ」 と罵ったりする内容のAVは傷んだメンタルヘルスには塩のようで多幸感を得ることが出来なかった。自分にとってエロいことは楽しいことのはずなのに、オナニーはモラルなどクソ度外視して行える聖域のはずなのに苦痛で仕方がなかった。

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昔、本当に許せない事があって、
自分も、許せない相手も、社会的にどうなってもいいから全部ぶちまけてしまおうかな、と思った時に当時好きだった人から

「あなたの事は好きだけど、それは道徳的に良くないと思う」と言って貰えた事が『愛』であった事に1週間前とかにようやく気がついたのだった。

でもだからって自分の行為なんて正当化出来るはずもなく、出来てたらもっと上手く生きれてるし、やだな、神様、この世は地獄じゃんな、かみさま。

 

大学の時、キリスト教の神父の娘とエビフライを食べた時に海老フライの肉汁がビュッと飛び出して口の中を火傷したその子が「キリストのザーメンって感じです、ありがた迷惑」と言っていたのでその位の感覚で神との距離を保っていたい。すっごく大好きだけど、ありがた迷惑ってあるよね。すごくすきなのに、オナニーをしたのに、幸せになれなかった。自分の為だけの行為のはずなのに、誰のためのオナニーだよ。自分のことを圧倒的に肯定したくてブログを書いてるのに肯定感は得られないし、ヘソはちっとも重くならないし、大好きだった人の顔はもう思い出せない。

時間が経ったから朝が来たけど、曇り空で、どうせなら太陽の光で突き刺して殺して欲しかった。

 【死にたい】すらこんなものである事を思い知らされてつくづく生きるのも死ぬのも才能が無いなと思うくらい才能がない。

 

肌荒れさえなければ永遠に眠らないのにね、

 

という永い言い訳、ごめんなさい、愛してます